【コーヒーの味を再現するための挽き方】コーヒー豆とお湯 量の比率について解説
みなさん、こんにちは。
「昨日入れたコーヒーはおいしかった」と感じることもあれば
「今日入れたコーヒーは少しもの足りないかな?」と思われたことは
ありませんか?
自分好みのコーヒーを求め、風味についての再現性は私たちの永遠のテーマかも
しれません。
いろいろな条件が重なり、自分好みのコーヒーに出会わせてくれるのだと
私は思ってます。
今回は、そんなコーヒーに幾度となく出会うために、再現性をたかめる
「コーヒー豆の適正な量」について解説していきます。
indix
1.大切なこと それは、コーヒー粉の量とお湯の量
まず、どのような味がお好みかを軸に考え、その「風味のブレをなくす」ために
必要なこと、それは再現性です。
その再現性をつくる要素はいくつかの重要なポイントがあります。
コーヒー豆の挽き方(粒の細かさ、粗さ)、お湯の温度、抽出速度、
粉量と湯量の比率等が影響します。
特にコーヒー粉量と湯量の関係は、大きく風味に影響するためコントロールが
できると、「味のブレ」を抑える事ができ再現性が保てます。
その点について解説していきます。
分量(湯量と粉量)のことを調べてみると、コーヒーカップ1杯分(120ml~150ml)で
「10g」や「12g」などの説明が多く見られます。
色々な諸説があり、一概に「これだ」ということはありません。
今回は「コーヒーの楽しみ方は人それぞれ」という視点で解説します。
抽出方法は、ペーパードリップ ハリオV60での淹れ方になります。
方法としては、
「コーヒー粉量と注湯量を常に一定割合にして、お好みの味を見つけ出すこと」
になります。
コーヒー粉量(重さ)×14~16倍がお湯の量(抽出量)
で、自分好みの味を探ってください。
ちなみに私は、酸味が強くフルーティなコーヒーが好みなので、すっきりとした
透明感の味を出すために試行錯誤し、今は16倍のお湯の量で淹れています。
いつ淹れても同じ風味で再現性が担保されます。
なので、コーヒー粉量と湯量の関係が非常に重要です。
ただ、これだけの条件ではありません。
コーヒー抽出量が多くなればなるほど、コーヒー粉の量を少しづつ減らして
いかなければいけません。
それはなぜなのか、理由を説明します。
これはコーヒーを抽出するとき、ドリッパーの中で”コーヒーの壁”をつくります。
その壁をつくることでコーヒーの成分を抽出します。1杯分と4杯分の
コーヒーを抽出する”壁”は4杯分のコーヒーのほうが厚く、成分が多く出て
濃い目のコーヒーができてしまう確率が高くなります。
そのため、調整が必要となりコーヒー粉の量を減らす必要性がでてきます。
それとあわせ、お湯の温度や抽出時間、抽出器具によっても状況は変わります。
試行錯誤して、お好みのコーヒーと巡り会ってください。
▼抽出器具についてはこちら
2.再現性を保つため、ドリップスケール(計量器)は必須
いつでもコーヒーの風味を、かわらずに再現できる実力をつけるために
コーヒー粉の分量や、注湯量の関係は重要であると説明しました。
その分量において正確性が求められます。
ドリッパーに付属している計量スプーンで計られる方も多くいます。
各メーカーでスプーン1杯、「8g」や「12g」であったり様々です。
また、コーヒー豆から挽いたあとの粉の重さは、付属スプーン1杯で
くらべた時、挽いたときの粉のほうが重くなるという事実があります。
不思議な感じですが事実です。確かめてみてください。
焙煎度合いでも重さは変わります。焙煎時間が長い深煎りの豆に近づくほど
水分が少なくなりますので、軽くなる傾向にあります。
付属の計量スプーンを使うことも間違いではありませんが
決して正確とはいえません。
結論として、
再現性を保つためにも、ドリップスケールは絶対的な必要アイテムです。
なぜなら粉の量だけではなく、注湯する際もドリップスケールにのせ、
お湯の量を時間計測しながら注湯すれば、一段と味の再現性が保たれるからです。
ハリオのドリップスケールは計量できるのはもちろんのこと、時間も測れる
タイマーもついていて非常に便利でおすすめです。
大きくコーヒーの風味が変わるのは、コーヒーの粉量と湯量の関係です。
このことを十分理解することで、風味をコントロールできると「味のブレ」は
少なくなってきます。
「風味が変わる」大きな要因を、まずは基本として身につけましょう。
次に、大きく風味にかかわることが、コーヒー豆の挽き方(挽き目)になります。
コーヒー豆の挽き方については、
「極細挽き」・「細挽き」・「中細挽き」・「中挽き」・「粗挽き」があり
細かくなるほど、表面積がお湯との接する面が増え、成分が出やすく
コーヒーの風味は濃くなり、雑味やえぐ味が出やすい傾向となります。
▼コーヒー豆の挽き方についてはこちら
そして、もうひとつのポイントが抽出スピードです。
どれくらいのスピードで、お湯を注ぎ、最後の一滴を落とすか
コーヒーの風味に影響する要因です。
後日、抽出スピードについては記事を作成します。
楽しみにしていてください。
風味を保つための再現性に必要なことは、
◆コーヒー粉量と湯量の比率
◆コーヒー豆の挽き方(挽き目 豆のポテンシャルとお好みの味から考えて)
◆抽出スピード(コーヒー粉とお湯の接触時間による成分のだしかた)
この3要素がコーヒーの風味に大きく影響するので、コントロールできる
知識を持ち、どんな時でも同じ味を再現できるようにしていけば
色々なバリエションに対応できるようになります。
まずは、今回解説した「コーヒー粉量と湯量の関係性 比率について」を
基本として、自分好みのコーヒーに出会うために活用してみてください。